Toy Story 3/トイ・ストーリー3

トイ・ストーリー3を観てきました!感想

【あらすじ】
おもちゃ遊びが大好きだった少年アンディは成長し、17歳に。おもちゃ遊びはとっくに卒業し、もうすぐ大学に通うため家を出ていく。おもちゃたちは屋根裏で過ごすことになるはずだったが、手違いでゴミとして捨てられた所を、危うく託児所へ逃れる。しかし、そこは過去の出来事から歪んだ正確になったぬいぐるみのロッツォの恐怖政治が支配するおもちゃの牢獄だった……。


先日インセプション観たばかりですが、あまりに評判が良いので我慢できずに観ちゃいました。物語はおもちゃ遊びをする小さなころのアンディを収めたホームビデオの映像でスタート。スゲー楽しそうに遊んでる。そして、同時に自分のおもちゃの思い出も思い浮かんで懐くなった。僕もアンディほどじゃないけどおもちゃに設定とかつけて結構遊んでました。でも今じゃおもちゃ遊びなんて最後にやったのはいつか思い出せないくらい昔だなぁ…と思っていると、ビデオの映像は途切れ現実の世界へ。「俺がつ〜いてるぜ〜」の歌がブチッと途切れて終わるのが寂しい…。17歳のアンディの部屋ではおもちゃは皆おもちゃ箱にしまわれている。長年のお気に入りのウッディも。ウッディたちはもうすぐ家を出ていくアンディにメッセージを送ろうとするけど失敗、屋根裏暮らしを決意する。自分たちに飽きたアンディに怒りをぶつけそうなものだが、誰もアンディを責めたりせず、皆で気楽な屋根裏生活を楽しもうという。おもちゃ達の絆とアンディへの思いに切なくなる。
その後は託児所へ行ったり、バスがスペイン語モードになったり、ゴミ処理場へ行ったりと今までのシリーズ通りおもちゃ達が冒険をしていくんですが、見どころはケン関連のシーンと終盤のゴミ処理場でしょうか。ケンは爽やかキャラかと思いきや悪党ってキャラ。憎めないキャラで「俺は男の子のおもちゃだぞ!」という割には妙なカマっぽさ、キモさに溢れててそこらへんがなぜかツボにはまり、ケンが出てるシーンはずっと笑ってた気がする(他の人も)!ゴミ処理場のシーンはシリーズ史上(というかピクサー史上?)初の本気のシリアスシーン。あの絶望感・終末感は凄かった。ウッディ達の諦めと最期を受け入れる覚悟の表情にはホントにCG?と思いました。他に、1・2を観た人ならクスりとくるシーンもあります。
そして物語のラスト。ウッディたちはなんとか家に戻り、ウッディはアンディと一緒に大学へ、他のおもちゃは屋根裏へ行くはずでしたが、ウッディはアンディとママの別れを自分と他のおもちゃたちの別れに重ねたのか、ウッディが冒険の途中であったボニーという少女のもとに自分を含めたおもちゃ達が寄付されるようにメモ書きを残します。メモを見たアンディはウッディたちの入った箱をもってボニーの家へ向かいます。アンディがおもちゃ達を1つずつ、自分が遊んでた頃の設定を交えながらボニーに紹介していくシーンがたまらない。今までの思い出が思い浮かんできて涙をこらえるのに必死でした。その後のアンディとボニーが一緒に遊ぶシーンとアンディの「ありがとう。ぼくの宝物」の言葉は思い出しても泣きそうになります。おもちゃ達はお互いにかけがえのない存在だったとわかって本当に救われたと思う。映画は1を観た人なら覚えているあのアンディの部屋の壁紙のような青い空を映して終わります。楽しさ、寂しさ、爽やかさ、達成感、未来への希望、色々なものを感じたなんとも言えない、すばらい終わり方でした。

この夏はまだ観たい映画あるけどまた観に行くかも…。本当にいい映画だったので皆さんもぜひ見に行ってみてください。