Salt/ソルト

今日じゃなくて、一昨日なんですけどソルト観に行ったので感想。

【あらすじ】
主人公ソルトは石油会社員とCIAのエージェントという二つの顔を持つ女性。
ある日、ロシアの諜報員を名乗るオルレフという男が、亡命し、ソルトらのもとにやってくる。
尋問するソルトにオルレフは、米副大統領の葬儀に出席するため渡米する露大統領に暗殺者が送り込まれた、そしてその暗殺者はソルトだ、と告げる。

ホント最近は映画の内容とかけ離れたCMの多いこと。客が来ればそれでええんか?なんだか騙されたとか!罠に引っ掛かった!とかおすぎが騒いでますが別にそんなものはなく、小どんでん返しが何回かある感じ。ソルト、ウソツカナイ。中だるみをすることはありませんでしたが、でも結局は「まあアメリカの映画ならこうなるわな」って感じで先が見え見えでした。ソルトの七変化もそんなにたいしたものではなく髪染めたり帽子かぶったりするスパイ映画でなくとも定番中の定番のものばかり。終盤マイケル・ジャクソンになるけど、七変化はそこだけかな。脚本は登場人物の意味不明な行動が目立った。色々あったけど特に意味がわからないのはオルレフ。作戦開始の合図だとしても、ソルトの忠誠心を試すためだとしても、なぜわざわざ任務遂行が困難になるような行動をしたのか。他に方法があったでしょう。古臭い仕込み靴を見せびらかしに来たのか?「俺たちの戦いはこれからだ!」みたいな少年漫画の打ち切りのような終わり方もすっきりしない。ヒットしたら続編作りたいんでしょうね。
アクションは観ていて気持ちいほどの無双っぷり。とはいってもプロのスパイっぽいアクションはなく、ひたすら殴りまくるタイプで、カリフォルニア州知事やセガールの映画を観る感覚で観たほうが楽しめます。無敵のヒロインみたいなのを観たい人は観る価値あるかと。テンポは良いので途中で寝てしまうようなことは無いと思います。
硬派(?)なスパイアクション映画を狙ったためにしょっぱい出来になってしまったという印象の映画でした。ソルトだけに。
                     \ ドッ ワハハハハハ /